〈大会テーマ〉
〈大会趣旨〉

 1947年(S22年)3月、文部省がPTA結成の手引書を作成し、全国知事あてに次官名で送達されて、戦後のPTAはスタートしました。それから79年、社会は大きく変化し続けています。それは、私たちが高校生のころと今を比べてみると一目瞭然です。
 社会に存在するあらゆる仕組みは、その変化に対応した進化ができなければ消えていく運命にあることは理解いただけることと思います。
 では、PTA活動はどうでしょう。
 単Pにしろ、地区組織にしろ、都道府県にしろ、全国組織にしろ、大きな社会変化に合わせた進化ができているでしょうか。そしてその進化は、私たちの活動の主たる対象である高校生たちに受け入れられ、支持されているでしょうか。
 高校生たちは、IT技術の進化によるドラスティックな産業構造、地球沸騰化による突発的な水害や地震などの自然災害、新型コロナウィルスなどの感染症の世界的な流行など、不確実で複雑・不透明で曖昧な「VUCA時代」の中で、今も、これからも生き抜いていきます。
 その高校生たちを、あらゆる面でサポートすることを目的としているPTAが高校生の取り巻く環境を理解し、高校生の求めるところを知ることは必須ではないでしょうか。
 そういった観点から、新しいPTA活動の在り方を、この大会を通して考えていただけたらと思います。
 「湯ごころ 真ごころ 親ごころ」~輝く未来を切り開け〜のテーマのもとに開催される大分大会では、私たち保護者が、温かい心と真心をもって、希望の持てる未来社会へのビジョンを持ち主体的に行動し、家庭や学校、地域と一体になって、子どもたちの未来を切り開くために教育改革を進める学校を後押しできるよう、皆様方と一緒に様々な角度から考えていきたいと考えます。新時代の教育とは、まず私たち保護者が始めることであり、それが地域社会、わが国そして世界の発展につながるものと信じます。
 ここ大分の地で、全国のPTA会員が一堂に会し、輝く未来を切り開くため、共に一歩前に踏み出しましょう。

〈大会シンボルマーク〉

〈制作趣旨〉
大会テーマ「湯ごころ 真ごころ 親ごころ ~輝く未来を切り開け~」をイメージして、外枠を ハートの形にしました。温泉にゆったりと浸かる猿の他にかぼす、県鳥のメジロも温泉に浸かっています。ハートの中には高崎山や温泉を入れ、大分の豊かな自然を表しました。

〈制作者〉
鶴崎工業高等学校 産業デザイン科3年 熊谷真桜

〈大会ポスター〉

〈制作趣旨〉
大分のことをたくさんの方に知ってもらいたいので、まずは「大分県」の地形を中央に配置しました。別府地獄温泉の鬼の親子、特産品のかぼすや椎茸、そして高崎山の猿を県内各地に散りばめ、大分の魅力あふれるものをたくさん詰め込んだデザインとしました。

〈制作者〉
鶴崎工業高等学校 産業デザイン科3年 熊谷真桜

〈実行委員長挨拶〉

第75回全国高等学校PTA連合会大会
2026大分大会 実行委員長
和田 俊二

 第75回の全国大会がこの大分県で開催されるにあたり、心から全国の皆様を歓迎すると共に少しでも参加される皆様に役立つものをとの思いで実行委員を始め、大分県の全員、心を一つにして準備をしているところであります。
 大分県は古くより「豊の国」と呼ばれ、現代においても、温泉を中心に日本において観光地としてのリサーチでも上位に入る地であります。参加して下さる会員の皆様には是非、景勝地としての「豊さ」、食の「豊さ」、温泉を中心として保養地としての「豊さ」、何より大分県人のおもてなしの心の「豊さ」を体感して頂きたいと思います。
 古代より山海の恵みのほか朝鮮半島からの文物を瀬戸内海を通って送り出す中継地として栄えたことが「豊の国」の由来と言われておりますが私はそれだけではなく、ここに住む人々の心の豊さが「豊の国」と呼んだ人たちに伝ったからではないかと思います。
 時代が変り、生活する道具が進化し社会や考え方がどう変化しようとも、豊かな心に育てられた子どもは豊かな心をもつ大人になるこのことは普遍なのではないでしょうか。
 PTAを通じて豊かな心を持ち、次の世代に渡していくことの意味をこの豊の国大分で考えませんか。多くの皆様の参加をお待ちしております。

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